塔原町方面から和泉葛城山へ車で登る道

塔原町方面は、和泉葛城山へ向かう7つの登り口の中でも、山へ入る前の雰囲気に独特の深さがあります。単に山道へ入るだけではなく、昔の道、滝のある町、神社、だんじりの坂道が重なっているエリアとして見ておきたい方向です。

この記事では、塔原町方面から山へ向かう流れに加えて、途中で意識しておきたい意賀美神社周辺の見どころを整理します。

塔原バス停を左折し橋を渡って山へ入る

塔原バス停付近から和泉葛城山方面へ入る橋と道路
塔原バス停付近。右側にバスが見え、左側の橋を渡ってまっすぐ上がっていくと、和泉葛城山方面へ向かう道に入ります。
塔原バス停を左折した直後に山の方へ向かう道
塔原バス停を左折して橋を渡った直後の景色。ここからすでに山の方を向き、集落を抜けながら和泉葛城山方面へ上がっていきます。

塔原町方面から和泉葛城山へ上がる場合、塔原のバス停付近がひとつの目印になります。右側にバスが見えるあたりから、左側の橋を渡ってまっすぐ上がっていくと、和泉葛城山方面へ向かう道に入ります。ここから山上までは、感覚としてはおよそ30分ほどで登れる道です。

道は極端に細すぎるわけではなく、普通に車で登れる舗装路です。ただし、交通量は多くないため、木の粉や枝葉のようなものが道にかぶっていることがあります。毎日多くの車が通る道というより、1日に何台かは通っている山道という感覚で見た方がいいです。

よほど天気や路面状況が悪くなければ通れる道ですが、山道に慣れていない人は無理をしない方が安心です。車幅の大きい車で急いで入るより、軽自動車や小さめの車でゆっくり上がる方が向いていると思います。

意賀美神社は、塔原町方面で覚えておきたい場所

意賀美神社は、「雨降りの滝」という遠望できる本格的な滝があり、だんじりが急な坂を登り降りすることで知られる神社です。土生滝町と阿間が滝町という、2つの「滝」のつく町の上にある神社で、それぞれの町へ向かう昔の道が今も残っています。

このあたりは、ただ車で通り抜けるだけではもったいない場所です。滝の名前が残る町、山へ向かう古い道、神社の静けさが重なっていて、非常に神聖な場所であり、地元目線ではパワースポットとして見ても面白いところです。

江戸時代から残っているような道の空気

特筆すべきところは、意賀美神社の境内から海の方へ降りる道に向かって、江戸時代からそのまま残っているような、まるでタイムスリップしたような場所があることです。

こういう風景は、今ではかなり珍しいです。観光地として派手に整備されている場所ではありませんが、昔の道の気配が残っていて、一度は行ってみる価値のある神社です。和泉葛城山へ登る前後に少し寄り道するだけでも、この方面の印象がかなり変わります。

山麓園は、樽の中で焼肉を食べられる珍しい場所

塔原町方面で食事の候補に入れておきたいのが、山麓園です。ここは樽の中で家族単位で焼肉を食べられる、かなり珍しいタイプのお店です。普通の焼肉店というより、山の雰囲気ごと楽しみに行く場所として見ると面白いです。

特に桜の時期は、周りが桜山のようになっていて、かなりきれいです。そのぶん満開の時期は人気があり、予約なしではなかなか入りにくいと思っておいた方がよいです。

ただし、平日の満開時期でも、夜遅い時間帯、たとえば20時や21時くらいから焼肉を食べに行く勢いであれば、ギリギリ入れる可能性があります。桜の時期に狙うなら、早い時間にこだわらず、遅めの時間も選択肢に入れて考えるのが現実的です。

塔原町の桜は、車で見に行くには少し難しい

塔原町には、桜の名所として知られている場所もあります。畑が近くにあり、そのあたりを抜けていくと見に行けるのですが、ここは駐車禁止の場所が多く、車で気軽に乗りつけるような場所ではありません。

畑の近くに車がたくさん来ると、地元の人にもかなり迷惑になります。もし行くのであれば、塔原町のバス停からもう少し下のあたりに、何台か止められそうな場所を探して、そこから歩いて向かう形になると思います。ただし、駐車できる場所は限られるので、現地では通行や農作業の邪魔にならないことを最優先にしてください。

正直なところ、この桜だけを目当てに車で行くのは少し厳しいです。奈良の又兵衛桜のような大規模な名所と比べると、規模は小さめです。徒歩で登山するついでに、バス停側から歩いて立ち寄るくらいが一番現実的な見方だと思います。

相福庵は、田舎で食べるおしゃれなうどん店

この界隈は飲食店がそれほど多くありません。その中で覚えておきたいのが、相川町にある相福庵です。古民家のような雰囲気の中でうどんを食べるような感覚の店で、田舎の空気を感じながら食事したいときにはかなり相性がいい場所です。

値段に対して量がしっかりある印象で、最近はカフェ的な使い方もできるような雰囲気があります。駐車場もありますが、店までは駐車場から少し歩く感じで、50mほど歩く感覚で見ておくとよさそうです。営業日やカフェ利用の内容は変わる可能性があるので、行く前にネットで確認してから向かうのが安心です。

相川町から国際射撃場方面へ入る、蛍の遊歩道

塔原へ行く手前に、相川町という町があります。相川町から国際射撃場を抜けて大沢町へ行く道があり、津田川を山に向かって登っていくと、左側に射撃場があるあたりに出ます。この付近で車を止めると、川沿いに赤線で示したような遊歩道があります。

相川町から国際射撃場方面へ向かう津田川沿いの蛍遊歩道
相川町から津田川沿いに山へ向かい、国際射撃場の近くにある遊歩道。赤線のあたりで蛍が見られることがあります。

ここでは毎年5月の終わりから6月の頭にかけて、わずかですが蛍が見られます。昔から大量に飛んでいる場所というより、遊歩道沿いに1匹、2匹と舞っているような雰囲気です。

ただ、今はどこもかしこも蛍がそれほど飛んでいるわけではないので、こういう場所にも大阪市内の方から多くの人が見に来ます。シーズン中に飛んでいる時期は、駐車場がないにもかかわらず、路上駐車がかなり増えるほど賑わうことがあります。

手軽に蛍を見たい場合は、この相川町の遊歩道は候補に入ります。ただし、車を止める場所には注意が必要です。生活道路でもあるので、通行の邪魔にならないようにし、近隣に迷惑をかけない見方をするのが前提です。

昔はホタル祭りもあった、伝説的な場所

余談ですが、30年から40年くらい前には、このあたりで「ホタル祭り」が開かれていました。もっと下の河合あたりでシャトルバスに乗り換えて、ここまで来るような形だったそうです。大阪市内などからものすごい人数の人が押し寄せたという話もあり、地元では伝説の場所のような側面があります。

今の蛍の数だけを見ると、そこまで派手な場所ではありません。それでも、昔から人が集まってきた場所として見ると、相川町の蛍スポットには独特の面白さがあります。

もっと数を見たい場合

もっとたくさんの蛍を見たい場合は、名手方面へ抜ける江川中蛍鑑賞地の方が、まだ多く飛んでいる印象です。名手方面の記事でも触れている通り、毎年5月終わりから6月にかけて見どころになります。

さらに別の候補としては、高野山方面へ向かう国道480号線を登っていく志賀エリアがあります。「志賀」まで行くと、相当な数の蛍が飛んでいる場所があります。相川町は手軽さ、江川中や志賀は数を見たい場合、という使い分けで考えるとわかりやすいです。

塔原町方面は、山道そのものだけでなく、意賀美神社、滝の町、昔の道をセットで見ると面白いルートです。現地では道幅や駐車場所、生活道路への入り込みに注意して、静かに回るのがよいです。
今後、写真付きで追記したいこと

意賀美神社の入口、だんじりが登り降りする急坂、滝が見える場所、土生滝町・阿間が滝町へ向かう古い道、塔原町方面から山へ入る分岐、相川町の蛍遊歩道。

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